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探偵事務所と法

日本で探偵事務所を開くには、少し前まで操業になんの届け出も必要なく、法律的になんの定義もありませんでした。しかし、2007年6月1日に施行された「探偵業の業務の適正化に関する法律」により、現在では依頼を受けて調査を行うためには探偵業者として届け出を行う事が義務化されました。調査とはいっても、報道・通信機関が行う調査はこの法律の適用外です。

日本においては、探偵業者は武器の所持も許可されていませんし、刑事事件の捜査などに参加する事もできません。それで、基本的に言って探偵が行える調査行為は一般人が行ってよいことの範囲内にとどまります。それで、探偵には特殊な権利・保障や公的権力なども与えられていません。

武器などの所持も認められていないので、もし危険な状況になっても、丸腰で切り抜けることになります。現行犯の場合は犯人を確保する事もできますが、当然民間人と同様なので、正当防衛の場合を除いて犯人に怪我などを負わせてはいけません。

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アニメなどでは少年探偵など未成年者が事件を解決する内容のものもありますが、原則的に未成年者が営利を目的とした活動を行う事は日本では禁止されていますので、日本の法律下では少年探偵のような存在はあり得ないといえます。

このように探偵に特殊な権利や権力などがないとはいえ、きちんとした探偵事務所に所属する探偵であれば当然探偵業を適切に運営するために必要な訓練・教育を受けており、民間人が調査するのとはやはりレベルは全く違うといえます。

大手と小規模探偵事務所のそれぞれのメリット

探偵事務所にも、全国規模で営業しているいわゆる大手事務所と、個人で小さく営業している小規模探偵事務所があります。

大手事務所の場合は探偵のみで会社が運営されているのではなく、受付、営業担当、社長など様々な役職の人がいます。カウンセリング専門のスタッフがいる大手探偵事務所もあります。大手の探偵事務所のメリットの一つは、全国に脚を伸ばした調査を行ってくれるという点です。人探しや浮気調査の場合は、一か所で解決する事が難しい事が多々あります。家出人なども他県に行ってしまったりします。大手の場合はそれぞれの地域に支部があるので、必要な場所の調査員を動員して調査する事が可能です。

また、大手の場合人手が多いので、繁忙期であってもしっかりと対応してくれます。さらに、有名な事務所であればある程、悪徳業者は少ないといえます。

小規模の探偵事務所にも特有のメリットがあります。大手のように宣伝・人件費にお金をかけていないので、依頼料金は比較的安価です。当然料金表があり、調査費用は決まっていますが、大手のように厳格な料金規定ではないので、交渉次第ではさらに安くする事も可能な場合があります。

小規模であるゆえに、依頼者のケアが活き届いている場合が多いのも小規模探偵事務所の強みです。料金に関しても、調査期間を超過しても格安に抑えてくれたり、延長料金を取らないでやってくれるところもあるのです。

大手・小規模探偵事務所にはそれぞれのメリットがあります。依頼にあたっては、しっかり調べて、信用できる業者かどうか確かめましょう。

悪徳探偵事務所の特徴

残念ながら、探偵業を自称する業者の中には適正な運営がなされていない詐欺まがいの悪徳業者が存在しているのも否定できません。悪徳探偵事務所にはどんな特徴があるのでしょうか。

まず、大抵の探偵事務所は無料相談を実施しています。悪徳探偵事務所の場合、これが30分の相談だけで数万円にもなるという事もあるようです。弁護士の場合は相談料を取りますが、それでも高くて1万円が限度です。ましてや依頼に先立つ相談に2、3万もかかるのはどう考えても不自然でしょう。

無料相談を行う所であっても、何としても調査依頼にこじつけようと強引な営業をかけてくるところは要注意です。悪徳事務所の場合、調査料金も大抵法外です。これで依頼人ともめてしまうと、裁判に持ち込もうとするのですが、ここで大抵の人は裁判を嫌っていいなりになってしまいがちだと言います。

さらに、調査の難しさなどを理由に必要以上の人件費を上乗せしようとする業者も要注意です。きちんと訓練を受けた探偵なら人数でカバーしようとしませんし、そのような上乗せはしません。また、「本来は警察でなければ扱えないはずの内容ですが、今回は何とかしましょう」という口上で依頼を引き受けようとする業者も危険です。実際にそうした捜査を行ってしまい、権限のない事を行ってしまう業者もいます。

さらに、看板がかかっていない探偵事務所も危険な場合があります。事務所の場所をはっきりさせず、相談などを喫茶店で受けようとする事務所の場合はやめておいた方が無難です。